ジャングルポケットの種付け料の推移と種牡馬成績

ジャングルポケット（Jungle Pocket）の種牡馬情報です。

ジャングルポケットについて

ハイレベル世代のダービー馬。

1998年世代を代表する4頭、アグネスタキオン、クロフネ、マンハッタンカフェ、そしてジャングルポケットは競争成績にとどまらず、いずれも種牡馬としても成功をおさめた。これらの産駒の活躍により2008年には〇父表記（国内産種牡馬の仔を意味）が消え、以後、内国産種牡馬が全盛となる新時代を迎えた（なおクロフネは外国産馬）。

「伝説のG3」と記憶されるラジオたんぱ杯でアグネスタキオンの2着。皐月賞も後塵を拝すが、アグネスタキオンが故障で不在となったダービーで人気に応え世代の頂点に輝いた。秋のジャパンCでは古馬の絶対王者テイエムオペラーに競り勝ち、世代のレベルの高さを知らしめた。

略歴

• 1998年 ノーザンファーム生産
• 2001年 年度代表馬に選出
• 2003年 種牡馬として供用開始
• 2021年3月2日（23歳）没

主な競争成績

13戦5勝

1. ダービー、ジャパンC
2. 天皇賞春、ラジオたんぱ杯3歳S（G3）
3. 皐月賞

種付け料の推移と種付け頭数

社台SSで種牡馬入りをしたが、2013年からはブリーダーズSSで繋養されている。2003年から2006年まではニュージーランドで、2007年はオーストラリアでシャトル種牡馬として種付けを行った。

父トニービンの影響力は強く、やはり東京に強い。切れ味よりは力強さを武器としている。年を追うごとにスピードが足りなくなってきた印象で、中期以後はなかなか重賞にも手が届かなくなっていった。

セレクトセールの主な落札馬

セレクトセール累計額

セレクトセール累計額（母父）

種牡馬 評価

※中央競馬の平地競走のみを集計

G1レーティング ランキング

JRA発表のG1レーティング上位馬（002年以降）。牝馬は+4して順位付け。

代表産駒(子供)

2015年産

• サンレイポケット(新潟大章典-G3)

2014年産

• モズアトラクション(エルムS-G3)

2010年産

• アウォーディー(JBCクラシック-地,チャンピオンズC2着)
• ダービーフィズ(函館記念-G3)

2009年産

• エアソミュール(毎日王冠-G2)

2008年産

• アヴェンチュラ(秋華賞,エリザベス女王杯2着)
• マジカルポケット(函館2歳S-G3)
• ヴェルデグリーン(オールカマー-G2)

2007年産

• ダイワファルコン(福島記念-G3)
• アプリコットフィズ(クイーンC-G3)

2006年産

• トーセンジョーダン(天皇賞秋,ジャパンC2着)
• シェーンヴァルト(デイリー杯2歳S-G2)

2005年産

• Jungle Rocket(新オークス)
• トールポピー(オークス,阪神JF)
• オウケンブルースリ(菊花賞,ジャパンC2着)
• ルルパンブルー(フェアリーS-G3)

2004年産

• ジャガーメイル(天皇賞春,香港ヴァーズ2着)
• クィーンスプマンテ(エリザベス女王杯)
• タスカータソルテ(札幌記念-G2)
• フサイチホウオー(共同通信杯-G3)
• トーセンキャプテン(アーリントンC-G3)

BMS(母父)の代表産駒

2017年産

• アブレイズ(フラワーC-G3)
  父キズナ
• コルテジア(きさらぎ賞-G3)
  父シンボリクリスエス
• フルデプスリーダー(エルムS-G3)
  父ヘニーヒューズ

2016年産

• ロードマイウェイ(チャレンジC-G3)
  父ジャスタウェイ

2014年産

• ミッキースワロー(セントライト記念-G2)
  父トーセンホマレボシ

2013年産

• ソルヴェイグ(フィリーズレビュー-G2)
  父ダイワメジャー

血統（牝系・サイアーライン）

父トニービンはゼダーン系。トニービン牝馬はサンデー系種牡馬と相性が良く、多くのG1馬を輩出した。ジャングルポケットも特徴を引き継ぎ、ジャガーメイル、アヴェンチュラ、トールポピーとサンデー系牝馬との配合で3頭のG1馬が誕生している。

後継として名があがるのはオウケンブルースリとトーセンジョーダンだが、2頭ともに奮わない。トニービン直系の存続はほぼ絶望的な状況。

血統表

牝系図（fn.11-g）

サイアーライン

ジャングルポケット系（子系統）