キングヘイロー(King Halo)の種牡馬情報です。
キングヘイローについて
父は欧州最強馬、母は米G1を7勝した名牝
世界的良血と騒がれ、デビューから3連勝で重賞勝利を果たす。クラシックの有力候補となるが、1995年世代は屈指のハイレベル。セイウンスカイとスペシャルウィークの前に、3歳時は1勝もできなかった。古馬になってからも同期の壁は厚く、グラスワンダー、エアジハードらに跳ね返される。結局、G1タイトルにたどり着いたのは5歳の高松宮記念。
スプリントのG1馬に勝ったが、有馬記念4着、菊花賞5着の実績があり、フェブラリーSでも1番人気(13着)に支持された。どんな条件でも相手なりに走り、適性を語るのは難しい馬だった。
略歴
- 1995年 協和牧場生産
- 2001年 種牡馬として供用開始
- 2019年3月19日(24歳)没
主な競争成績
27戦6勝
- 高松宮記念
- 皐月賞、マイルCS
- 安田記念、スプリンターズS
種付け料の推移と種付け頭数
それほど大きな期待を受けずの種牡馬入りとなったが、当初の期待を越える活躍をみせた。代表産駒は牝馬二冠のカワカミプリンセス。父ダンシングブレーヴよりも距離適性が短く、重賞勝利の大半がマイル以下である。
年度 | 種付け 頭数 |
産駒数 | 種付け料(条件) | サイアー ランキング |
---|---|---|---|---|
2019年 | – | 9頭 | Private | 52位 |
2018年 | 21頭 | 30頭 | 50万円(出生条件)、30万円(受胎条件) | 44位 |
2017年 | 46頭 | 47頭 | 50万円(出生条件)、30万円(受胎条件) | 45位 |
2016年 | 84頭 | 65頭 | 50万円(受胎条件) | 46位 |
2015年 | 110頭 | 71頭 | 50万円(受胎条件) | 37位 |
2014年 | 97頭 | 75頭 | 100万円(受胎条件) | 23位 |
2013年 | 108頭 | 66頭 | 100万円(受胎条件) | 25位 |
2012年 | 101頭 | 66頭 | 150万円(受胎条件) | 29位 |
2011年 | 91頭 | 67頭 | 150万円(受胎条件) | 27位 |
2010年 | 93頭 | 85頭 | 200万円(受胎条件) | 26位 |
2009年 | 109頭 | 90頭 | 250万円(受胎条件 ※遅延時300万円) | 22位 |
2008年 | 126頭 | 106頭 | 250万円(受胎条件) | 19位 |
2007年 | 163頭 | 128頭 | 350万円(受胎条件) | 20位 |
2006年 | 174頭 | 90頭 | 180万円(出生条件)、150万円(受胎条件) | 16位 |
2005年 | 127頭 | 72頭 | 150万円(受胎条件) | 46位 |
2004年 | 101頭 | 92頭 | 120万円(受胎条件) | 112位 |
2003年 | 130頭 | 85頭 | 120万円(受胎条件) | – |
2002年 | 118頭 | 110頭 | 30万円前払、120万円(受胎条件) | – |
2001年 | 136頭 | – | 30万円前払、120万円(受胎条件) | – |
種牡馬 評価
※中央競馬の平地競走のみを集計
勝馬率 | 30.3 % | |
---|---|---|
重賞馬 | 7 頭 | |
重賞数 | 14 勝 | |
重賞馬率 | 0.8 % |
G1レーティング ランキング
JRA発表のG1レーティング上位馬(※2002年以降)。牝馬は+4して順位付け。
Rating | 馬名 | レース名 | 開催年 |
---|---|---|---|
113 | カワカミプリンセス | エリザベス女王杯 | 2006 |
115 | ローレルゲレイロ | スプリンターズS | 2009 |
114 | マヤノリュウジン | スプリンターズS③ | 2013 |
108 | ダイメイプリンセス | スプリンターズS④ | 2018 |
108 | ムラマサノヨートー | NHKマイルC③ | 2007 |
代表産駒(子供)
2013年産
- ダイアナヘイロー(阪神C-G2)
- ダイメイプリンセス(アイビスSD-G3)
2010年産
- キタサンミカヅキ(東京盃-地G2)
- シャトーブランシュ(マーメイドS-G3)
2009年産
- クリールカイザー(AJCC-G2)
2008年産
- メーデイア(JBCレディスクラシック-地)
2004年産
- ローレルゲレイロ(スプリンターズS,高松宮記念)
2003年産
- カワカミプリンセス(オークス,秋華賞)
- ゴウゴウキリシマ(シンザン記念-G3)
BMS(母父)の代表産駒
2020年産
- ドゥーラ(クイーンS-G3)
父ドゥラメンテ
2019年産
- イクイノックス(ジャパンC,天皇賞秋2回,有馬記念,ドバイSC)
父キタサンブラック - ウォーターナビレラ(ファンタジーS-G3,桜花賞2着)
父シルバーステート - フェーングロッテン(ラジオNIKKEI賞-G3)
父ブラックタイド
2018年産
- ピクシーナイト(スプリンターズS)
父モーリス - アサマノイタズラ(セントライト記念-G2)
父ヴィクトワールピサ - メイショウムラクモ(レパードS-G3)
父ネオユニヴァース - ヴァイスメテオール(ラジオNIKKEI賞-G3)
父キングカメハメハ
2017年産
- ディープボンド(阪神大賞典-G2,有馬記念2着)
父キズナ
2014年産
- ジョーストリクトリ(NZT-G2)
父ジョーカプチーノ
2011年産
- キングズガード(プロキオンS-G3)
父シニスターミニスター
血統(牝系・サイアーライン)
母グッバイヘイローはケンタッキーオークスやCCAオークスなどを制した名牝。協和牧場が繁殖牝馬セールにて210万ドルで落札し、輸入した。母父ヘイローはサンデーサイレンスの父としてもお馴染み。
父ダンシングブレーヴは欧州で残した産駒に、コマンダーインチーフ(英愛ダービー)、ホワイトマズル(凱旋門賞2着、キングジョージ2着)。日本での代表産駒はテイエムオーシャン(桜花賞、オークス)、キョウエイマーチ(桜花賞)など、種牡馬としても十分な実績を残している。
血統表
キングヘイローの血統表
ダンシングブレーヴ
Lyphard
Northern Dancer
Goofed
Navajo Princess
Drone
Olmec
グッバイヘイロー
Halo
Hail to Reason
Cosmah
Pound Foolish
Sir Ivor
Squander
牝系図(fn.8-h)
Lady Be Good(コリーンS-米)
|Discipline(テストS-米)
||Squander(ソロリティS-米)
|||Pound Foolish
||||グッバイヘイロー(ケンタッキーオークス-米などG1を7勝)
|||||キングヘイロー(高松宮記念)
|||ラシアンルーブル
|Bold Example
||French Charmer(デルマーオークス-米G2)
|||Zilzal(Qエリザベス2世S-英,サセックスS-英)
|Impish
||I Pass
|||マイニング(ヴォスバーグS-米)
|Discipline(テストS-米)
||Squander(ソロリティS-米)
|||Pound Foolish
||||グッバイヘイロー(ケンタッキーオークス-米などG1を7勝)
|||||キングヘイロー(高松宮記念)
|||ラシアンルーブル
|Bold Example
||French Charmer(デルマーオークス-米G2)
|||Zilzal(Qエリザベス2世S-英,サセックスS-英)
|Impish
||I Pass
|||マイニング(ヴォスバーグS-米)
サイアーライン
Northern Dancer 1961 加
|Vice Regent 1967 米
||Deputy Minister 1979 米
|||フレンチデピュティ 1992 米
||||クロフネ 1998
|Lyphard 1969 仏
||ダンシングブレーヴ 1983 英
|||ホワイトマズル 1990 英
|||キングヘイロー 1995
|ノーザンテースト 1971 仏
|トライマイベスト 1975 愛
||ラストタイクーン 1983 仏
|||Marju 1988 英
|Danzig 1977 米
||デインヒル 1986 英
|||Dansili 1996 仏
||||ハービンジャー 2006 英
||War Front 2002 米
|Nureyev 1977 仏
|Storm Bird 1978 愛
||Storm Cat 1983 米
|||ヘネシー 1993 米
||||ヨハネスブルグ 1999 愛
||||ヘニーヒューズ 2003 米
|||Tale of the Cat 1994 米
||||Gio Ponti 2005 米
|||||ドレフォン 2013 米
|||Giant’s Causeway 1997 愛
|Sadler’s Wells 1981 愛
||オペラハウス 1988 英
||El Prado 1989 愛
|||Medaglia d’Oro 1999 米
||Galileo 1998 愛
|||Frankel 2008 英
||||グレナディアガーズ 2018
|Fairy King 1982 愛
|Vice Regent 1967 米
||Deputy Minister 1979 米
|||フレンチデピュティ 1992 米
||||クロフネ 1998
|Lyphard 1969 仏
||ダンシングブレーヴ 1983 英
|||ホワイトマズル 1990 英
|||キングヘイロー 1995
|ノーザンテースト 1971 仏
|トライマイベスト 1975 愛
||ラストタイクーン 1983 仏
|||Marju 1988 英
|Danzig 1977 米
||デインヒル 1986 英
|||Dansili 1996 仏
||||ハービンジャー 2006 英
||War Front 2002 米
|Nureyev 1977 仏
|Storm Bird 1978 愛
||Storm Cat 1983 米
|||ヘネシー 1993 米
||||ヨハネスブルグ 1999 愛
||||ヘニーヒューズ 2003 米
|||Tale of the Cat 1994 米
||||Gio Ponti 2005 米
|||||ドレフォン 2013 米
|||Giant’s Causeway 1997 愛
|Sadler’s Wells 1981 愛
||オペラハウス 1988 英
||El Prado 1989 愛
|||Medaglia d’Oro 1999 米
||Galileo 1998 愛
|||Frankel 2008 英
||||グレナディアガーズ 2018
|Fairy King 1982 愛