エルコンドルパサーの種牡馬成績

エルコンドルパサー（El Condor Pasa）の種牡馬情報です。

エルコンドルパサーについて

最強のオールラウンダー。

3歳でジャパンカップを完勝すると、翌年にはフランスに長期滞在し欧州の王道路線を歩む。サンクルー大賞で欧州年度代表馬のドリームウェル、凱旋門賞馬サガミクスらに2馬身半の差をつけ優勝。1998年にシーキングザパールが欧州のG1をはじめて制してから月日は経つが、2400mの欧州主要G1を勝利したのは未だにこの一戦だけである。

ステップのフォワ賞を勝って臨んだ凱旋門賞は2番人気。逃げる展開から直線にはいり後続を突き放すが、仏愛ダービー馬モンジューの末脚に屈し半馬身差の2着まで。まだ遠い存在だと信じられていた欧州の一線級と現地で五分以上の戦いをみせたことが、これ以後の日本馬の凱旋門賞挑戦へとつながっていく。

略歴

• 1995年 アメリカ産
• 2000年 種牡馬として供用開始
• 2002年7月16日（7歳）没

主な競争成績

11戦8勝

1. ジャパンC、サンクルー大賞（仏）、NHKマイルC
2. 凱旋門賞、イスパーン賞（仏）

種付け料の推移と種付け頭数

わずかに三世代だが及第点の結果は残した。

セレクトセールの主な落札馬

セレクトセール累計額

セレクトセール累計額（母父）

種牡馬 評価

※中央競馬の平地競走のみを集計

G1レーティング ランキング

JRA発表のG1レーティング上位馬（※2002年以降）。牝馬は+4して順位付け。

代表産駒(子供)

2003年産

• アロンダイト(ジャパンCダート)
• ソングオブウインド(菊花賞)
• エアジパング(ステイヤーズS-G2)

2002年産

• ヴァーミリアン(ジャパンCダート,東京大賞典-地)
• サクラオリオン(函館記念-G3)
• トウカイトリック(阪神大賞典-G2)
• アイルラヴァゲイン(オーシャンS-G3)

2001年産

• ビッググラス(根岸S-G3)

BMS(母父)の代表産駒

2016年産

• クリソベリル(チャンピオンズC)
  父ゴールドアリュール

2012年産

• リアファル(神戸新聞杯-G2)
  父ゼンノロブロイ
• アンビシャス(大阪杯-G2)
  父ディープインパクト
• ミュゼエイリアン(毎日杯-G3)
  父スクリーンヒーロー

2011年産

• マリアライト(宝塚記念,エリザベス女王杯)
  父ディープインパクト
• シュンドルボン(中山牝馬S-G3)
  父ハーツクライ
• オメガハートロック(フェアリーS-G3)
  父ネオユニヴァース

2010年産

• クリソライト(ジャパンダートダービー-地)
  父ゴールドアリュール

2009年産

• アイムユアーズ(フィリーズレビュー-G2,阪神JF2着)
  父ファルブラヴ
• オメガハートランド(フラワーC-G3)
  父アグネスタキオン

血統（牝系・サイアーライン）

濃いインブリードが特徴。ノーザンダンサーの4×3（18.75%）だけでなく、スペシャルとリザベルの全姉妹の4x4x3（25%）をもつ。サドラーズウェルズやヌレイエフがいるラフショッド牝系の血が凝縮されている。種牡馬でこその血統ともいえるので早逝はあまりにも残念。

血統表

牝系図（fn.5-h）

サイアーライン