ゼンノロブロイ(Zenno Rob Roy)の種牡馬情報です。
ゼンノロブロイについて
秋古馬三冠を達成。サンデーサイレンス産駒、初の年度代表馬。
掲示板を外したのは引退レースのみと安定感は抜群だが、なんとも詰めの甘い馬だった。能力が高いがゆえにもどかしい。一変した姿を見せたのが4歳秋。天皇賞秋、ジャパンC、有馬記念と3連勝を果たす。面子は軽かったが、3連勝はいまだにテイエムオペラオーと2頭しか達成していない偉業。
5歳夏にはイギリスに遠征し、欧州主要レースとして名高いインターナショナルSで2着。5歳時は詰めの甘さが戻り、1勝もできなかった。
略歴
- 2000年 白老ファーム生産
- 2006年 種牡馬として供用開始
- 2022年9月2日(22歳)没
- 2020年 種牡馬引退
主な競争成績
20戦7勝 2着6回 3着4回
- ジャパンC、有馬記念、天皇賞秋
- ダービー、インターナナショナルS(英G1)、天皇賞春、天皇賞秋
- ジャパンC、有馬記念、宝塚記念
種付け料の推移と種付け頭数
社台SSで種牡馬入りも、2016年シーズンからブリーダーズSSにて繋養。初年度産駒の勢いが以降に続かなかった。年々成績も低調になり、種付け料を落としている。重賞勝ちは芝中長距離が多く、マイル以下は1勝のみと若干スピードが足りない印象。
年度 | 種付け 頭数 |
産駒数 | 種付け料(条件) | サイアー ランキング |
---|---|---|---|---|
2020年 | 10頭 | – | 80万円(出生条件),50万円(受胎条件) | 59位 |
2019年 | 25頭 | 27頭 | 90万円(出生条件)、60万円(受胎条件) | 36位 |
2018年 | 49頭 | 29頭 | 90万円(出生条件)、60万円(受胎条件) | 22位 |
2017年 | 36頭 | 31頭 | 150万円(出生条件)、100万円(受胎条件) | 17位 |
2016年 | 46頭 | 60頭 | 200万円(出生条件)、150万円(受胎条件) | 11位 |
2015年 | 101頭 | 67頭 | 150万円(受胎条件) | 7位 |
2014年 | 103頭 | 66頭 | 200万円(受胎条件) | 12位 |
2013年 | 102頭 | 95頭 | 300万円(受胎条件) | 14位 |
2012年 | 147頭 | 146頭 | 400万円(受胎条件) | 13位 |
2011年 | 207頭 | 185頭 | 500万円(受胎条件) | 13位 |
2010年 | 254頭 | 72頭 | 350万円(受胎条件) | 14位 |
2009年 | 116頭 | 105頭 | 300万円(受胎条件) | 57位 |
2008年 | 158頭 | 111頭 | 300万円(受胎条件) | – |
2007年 | 158頭 | 125頭 | 400万円(受胎条件) | – |
2006年 | 216頭 | – | 400万円(受胎条件) | – |
セレクトセールの主な落札馬
落札額 | 母名 + 生年 | 登録名 | メモ |
---|---|---|---|
1億 500万円 |
フェスタデルドンナ の2010 |
エスオンマイチェス | 半兄クォークスター 中央18戦2勝 |
1億円 | アルゼンチンスター の2007 |
ペルーサ | 青葉賞 |
8000万円 | アゼリ の2011 |
未出走 | |
7200万円 | カチバ の2012 |
デヴァスタシオン | 13戦1勝 |
6700万円 | エグジジェ の2010 |
エグゼビア | 16戦2勝 |
6200万円 | ソニンク の2012 |
アグスタ | 6戦2勝 |
5500万円 | エアラグドール の2007 |
エクストラセック | 19戦3勝 |
5000万円 | トゥーピー の2015 |
マイハートビート | 半兄サトノラーゼン 16戦3勝 |
5000万円 | ハッピーリクエスト の2012 |
サトノゼウス | 半兄ミリオンディスク 中央2戦未勝利 |
700万円 | レーゲンボーゲン の2007 |
アニメイトバイオ | ローズS |
セレクトセール累計額
落札総額 | 落札頭数 | 平均落札額 | 落札率 |
---|---|---|---|
33億 2750万円 |
137 | 2428万円 | 82.5 % |
セレクトセール累計額(母父)
落札総額 | 落札頭数 | 平均落札額 | 落札率 |
---|---|---|---|
13億 4585万円 |
42 | 3204万円 | 84.0 % |
種牡馬 評価
※中央競馬の平地競走のみを集計
勝馬率 | 37 % | |
---|---|---|
重賞馬 | 16 頭 | |
重賞数 | 21 勝 | |
重賞馬率 | 1.8 % |
G1レーティング ランキング
JRA発表のG1レーティング上位馬(002年以降)。牝馬は+4して順位付け。
Rating | 馬名 | レース名 | 開催年 |
---|---|---|---|
120 | ペルーサ | 天皇賞秋③ | 2011 |
118 | トレイルブレイザー | ジャパンC④ | 2011 |
115 | リアファル | 菊花賞③ | 2015 |
115 | ナムラビクター | チャンピオンズC② | 2014 |
111 | サンテミリオン | オークス | 2010 |
114 | タンタアレグリア | 天皇賞春④ | 2016 |
110 | バウンスシャッセ | オークス③ | 2014 |
110 | アニメイトバイオ | 秋華賞② | 2010 |
113 | マカニビスティー | 天皇賞春④ | 2011 |
108 | アグネスワルツ | オークス③ | 2010 |
代表産駒(子供)
2015年産
- グリム(レパードS-G3)
- サトノフェイバー(きさらぎ賞-G3)
2013年産
- メートルダール(中日新聞杯-G3)
2012年産
- リアファル(神戸新聞杯-G2)
- タンタアレグリア(AJCC-G2)
2011年産
- サングレアル(フローラS-G2)
- リラヴァティ(マーメイドS-G3)
- アズマシャトル(小倉記念-G3)
- バウンスシャッセ(フラワーC-G3)
2009年産
- ナムラビクター(アンタレスS-G3)
2008年産
- ルルーシュ(アルゼンチン共和国杯-G2)
2007年産
- サンテミリオン(オークス)
- ペルーサ(青葉賞-G2,天皇賞秋2着)
- マグニフィカ(ジャパンダートダービー-地)
- コスモネモシン(新潟記念-G3)
- アニメイトバイオ(ローズS-G2,秋華賞2着)
- トレイルブレイザー(京都記念-G2)
BMS(母父)の代表産駒
2019年産
- アスクワイルドモア(京都新聞杯-G2)
父キズナ
2016年産
- ディバインフォース(ステイヤーズS-G2)
父ワークフォース
2014年産
- ハイランドピーク(エルムS-G3)
父トーセンブライト
血統(牝系・サイアーライン)
母ローミンレイチェルは、その父マイニングの唯一のG1産駒。
血統表
ゼンノロブロイの血統表
サンデーサイレンス
Halo
Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well
Understanding
Mountain Flower
ローミンレイチェル
マイニング
Mr.Prospector
I Pass
One Smart Lady
Clever Trick
Pia’s Lady
牝系図(fn.2-b)
One Smart Lady
|ローミンレイチェル(バレリーナH-米)
||ストレイキャット
|||タガノエリザベート(ファンタジーS-G3)
|||キャットコイン(クイーンC-G3)
|||ワンブレスアウェイ(愛知杯-G3)
|||ロックディスタウン(札幌2歳S-G2)
||ゼンノロブロイ(ジャパンC,有馬記念,天皇賞秋)
|ローミンレイチェル(バレリーナH-米)
||ストレイキャット
|||タガノエリザベート(ファンタジーS-G3)
|||キャットコイン(クイーンC-G3)
|||ワンブレスアウェイ(愛知杯-G3)
|||ロックディスタウン(札幌2歳S-G2)
||ゼンノロブロイ(ジャパンC,有馬記念,天皇賞秋)
サンデーサイレンス系
サンデーサイレンス 1986 米
|フジキセキ 1992
|マーベラスサンデー 1992
|バブルガムフェロー 1993
|ダンスインザダーク 1993
|ステイゴールド 1994
|スペシャルウィーク 1995
|アドマイヤベガ 1996
|マンハッタンカフェ 1998
|アグネスゴールド 1998
|アグネスタキオン 1998
|ミスキャスト 1998
|ゴールドアリュール 1999
|デュランダル 1999
|オレハマッテルゼ 2000
|サイレントディール 2000
|ゼンノロブロイ 2000
|ネオユニヴァース 2000
|ブラックタイド 2001
|ダイワメジャー 2001
|ハーツクライ 2001
|ハットトリック 2001
|スズカマンボ 2001
|ディープインパクト 2002
|マツリダゴッホ 2003
|フジキセキ 1992
|マーベラスサンデー 1992
|バブルガムフェロー 1993
|ダンスインザダーク 1993
|ステイゴールド 1994
|スペシャルウィーク 1995
|アドマイヤベガ 1996
|マンハッタンカフェ 1998
|アグネスゴールド 1998
|アグネスタキオン 1998
|ミスキャスト 1998
|ゴールドアリュール 1999
|デュランダル 1999
|オレハマッテルゼ 2000
|サイレントディール 2000
|ゼンノロブロイ 2000
|ネオユニヴァース 2000
|ブラックタイド 2001
|ダイワメジャー 2001
|ハーツクライ 2001
|ハットトリック 2001
|スズカマンボ 2001
|ディープインパクト 2002
|マツリダゴッホ 2003