種牡馬

スクリーンヒーローの種付け料の推移と種牡馬成績

スクリーンヒーロー(Screen Hero)の種牡馬情報です。

スクリーンヒーローについて

23戦して4勝、1番人気も条件戦での2回のみと派手さはない。4歳のアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇。次走のジャパンCで、3頭のダービー馬(ディープスカイウオッカメイショウサムソン)を負かす波乱を巻き起こした。以降は翌年の天皇賞秋でカンパニーの2着となった程度で、人気薄のG1馬の評価を覆すには至らなかった。

略歴

  • 2004年 社台ファーム生産
  • 2010年 種牡馬として供用開始
  • 2015年 産駒のモーリスが年度代表馬に選出

主な競争成績

23戦5勝

  1. ジャパンC、アルゼンチン共和国杯(G2)
  2. 天皇賞秋

種付け料の推移と種付け頭数

初期の種付け料は50万円は最低ランクといえる価格帯。期待される存在ではなかったことがわかる。当然、繁殖牝馬の質、量ともに恵まれた状況ではない。その状況下で初年度産駒からモーリスゴールドアクターというG1馬を2頭出したのは立派。数年のうちに種付け料は700万円まで跳ね上がり、種牡馬ドリームを体現した。

年度 種付け
頭数
産駒数 種付け料(条件) サイアー
ランキング
2023年 Private
2022年 74頭 Private 15位
2021年 99頭 39頭 Private 13位
2020年 121頭 51頭 600万円(受胎条件) 15位
2019年 118頭 58頭 600万円(受胎条件) 19位
2018年 110頭 90頭 600万円(受胎条件) 21位
2017年 143頭 99頭 700万円(受胎条件) 41位
2016年 168頭 90頭 300万円(受胎条件) 21位
2015年 190頭 57頭 150万円(出生条件)、100万円(受胎条件) 16位
2014年 111頭 47頭 80万円(出生条件)、50万円(受胎条件) 49位
2013年 80頭 34頭 50万円(出生条件)、30万円(受胎条件) 130位
2012年 53頭 44頭 50万円(出生条件)、30万円(受胎条件)
2011年 73頭 58頭 50万円(出生条件)、30万円(受胎条件)
2010年 84頭 50万円(出生条件)、30万円(受胎条件)

注目幼駒、種付け牝馬

表記と掲載馬の選定について
表記
赤字は牝馬
NFノーザンファーム産
社F社台ファーム産
母G1母親がG1馬(国際格付け)
G1馬G1勝ちの繁殖牝馬
兄G1兄弟がG1馬 ※PCでは()内に主な勝ち鞍を表示
G1産駒産駒がG1馬勝ち
セールセレクトセールなどの取引価格(税抜き)
一口総額一口馬主の募集総額
いずれかに該当するものを掲載
・母親がG1馬
・兄姉がG1馬
・セールの上位3頭
・セール1億円越え
・一口馬主の募集総額上位3頭
・一口馬主の募集総額1億円越え
※情報は適宜更新

スクリーンヒーローの歳産駒(2023年 デビュー予定)

  • マイネテレジア の2021
    姉G1ユーバーレーベン(オークス)一口総額3000万円
    生 産ビッグレッドファーム
    馬 主サラブレッドクラブ・ラフィアン
    調教師手塚貴久 (美浦)
  • ウアジェト の2021
    姉G1アカイイト(エリザベス女王杯)
    生 産サンデーヒルズ
    馬 主岡浩二
    調教師角田晃一 (栗東)
    登録名エンムスビ

セレクトセールの主な落札馬

落札額 母名 + 生年 登録名 メモ
1億円 シングライクバード
 の2017
フライライクバード 半姉シングウィズジョイ
アルゼンチン共和国杯3着
9600万円 クリスプ
 の2019
ミッキーレンジャー 半兄ダノンファラオ
9200万円 ライジングクロス
 の2017
未出走

セレクトセール累計額

落札総額 落札頭数 平均落札額 落札率
13億
7200万円
43 3190万円 86.0 %

セレクトセール累計額(母父)

落札総額 落札頭数 平均落札額 落札率
5700万円 2 2850万円 66.6 %

種牡馬 評価

※中央競馬の平地競走のみを集計

勝馬率 34.7 %
重賞馬 12 頭
重賞数 21 勝
重賞馬率 2.6 %

G1レーティング ランキング

JRA発表のG1レーティング上位馬(002年以降)。牝馬は+4して順位付け。

Rating 馬名 レース名 開催年
124 モーリス 天皇賞秋 2016
120 ゴールドアクター 宝塚記念② 2017
112 ウインマリリン エリザベス女王杯② 2022
115 ボルドグフーシュ 菊花賞② 2022
115 クリノガウディー 高松宮記念④ 2020
114 グァンチャーレ 安田記念④ 2019
111 ウインカーネリアン 皐月賞④ 2020
111 ジェネラーレウーノ 皐月賞③ 2018

代表産駒(子供)

2019年産

  • ピースオブエイト(毎日杯-G3)

2018年産

  • クールキャット(フローラS-G2)

2017年産

  • ウインマリリン(香港ヴァーズ,オークス2着)
  • マイネルグリット(小倉2歳S-G3)
  • ウインカーネリアン(東京新聞杯-G3)
  • ウイングレイテスト(スワンS-G2)

2015年産

  • ジェネラーレウーノ(セントライト記念-G2)

2014年産

  • トラスト(札幌2歳S-G3)

2012年産

  • グァンチャーレ(シンザン記念-G3)
  • ミュゼエイリアン(毎日杯-G3)

2011年産

  • モーリス(天皇賞秋,安田記念などG1を6勝)
  • ゴールドアクター(有馬記念,宝塚記念2着)

血統(牝系・サイアーライン)

スクリーンヒーローの4代前母マジックゴディスは、アメリカの名繁殖牝馬ラトワンヌの血統を欲した社台の吉田善哉氏により1970年代にセールで購入された。ダイナアクトレスなど複数の重賞馬を経て、何十年とかけて名馬誕生の思いを結実させたといえる。

グラスワンダーブライアンズタイムと同じロベルト系。人気馬ながら系譜を残すのは難しいかと思われたが、いまは孫モーリスまでつながっている。

血統表

スクリーンヒーローの血統表
グラスワンダー
Silver Hawk
Roberto
Gris Vitesse
Ameriflora
Danzig
Graceful Touch
ランニングヒロイン
サンデーサイレンス
Halo
Wishing Well
ダイナアクトレス
ノーザンテースト
モデルスポート

牝系図(fn.1-x)

マジックゴデイス
モデルスポート(ダービー卿CT-OP)
||ステラスポート
|||サンシャインステラ
||||サンプレイス(新潟記念-G3)
||ダイナアクトレス(毎日王冠-G2,安田記念2着)
|||ステージチャンプ(日経賞-G2,天皇賞春2着)
|||プライムステージ(札幌3歳S-G3)
||||アブソリュート(東京新聞杯-G3)
|||ランニングヒロイン
||||スクリーンヒーロー(ジャパンC)
|||ベストロケーション
||||ベストアクター(阪急杯-G3)

サイアーライン

Hail to Reason 1958 米
|Roberto 1969 愛
||Kris S. 1977 米
|||シンボリクリスエス 1999
||||エピファネイア 2010
||Silver Hawk 1979 英
|||グラスワンダー 1995
||||スクリーンヒーロー 2004
|||||モーリス 2011
||ブライアンズタイム 1985 米
|||タニノギムレット 1999
|Halo 1969 米
||Devil’s Bag 1981 米
||サンデーサイレンス 1986 米
|||フジキセキ 1992
|||ダンスインザダーク 1993
|||ステイゴールド 1994
||||オルフェーヴル 2008
||||オジュウチョウサン 2011
|||スペシャルウィーク 1995
|||アドマイヤベガ 1996
|||マンハッタンカフェ 1998
|||アグネスゴールド 1998
|||アグネスタキオン 1998
|||ゴールドアリュール 1999
|||ネオユニヴァース 2000
|||ブラックタイド 2001
|||ダイワメジャー 2001
|||ハーツクライ 2001
|||ハットトリック 2001
|||ディープインパクト 2002
||||キズナ 2010

スクリーンヒーロー系(子系統)

スクリーンヒーロー 2004
モーリス 2011
|ゴールドアクター 2011