シンボリクリスエス(Symboli Kris S)の種牡馬情報です。
シンボリクリスエスについて
2年連続の年度代表馬。
青葉賞を勝って臨んだダービーはタニノギムレットの2着まで。秋は中山競馬場開催となった天皇賞に出走。牝馬テイエムオーシャンが1番人気となる混戦のなか、同厩舎の先輩バブルガムフェロー以来となる3歳馬での優勝を決めた。
シンボリクリスエスがもっとも輝いたのは引退レースの有馬記念。4コーナーで悠々と先頭にたつと2着リンカーンに9馬身の大差をつけた。翌年の年度代表馬ゼンノロブロイが続く3着だったことからも、その強さは伝わるだろう。
略歴
- 1999年 アメリカ産
- 2002年 年度代表馬に選出
- 2003年 年度代表馬に選出
- 2004年 種牡馬として供用開始
- 2019年 種牡馬引退
- 2020年12月8日(21歳)没
主な競争成績
15戦8勝 2着2回 3着4回
- 天皇賞秋2回、有馬記念2回
- ダービー
- ジャパンC2回
種付け料の推移と種付け頭数
産駒にはパワータイプが多く、芝よりもダートに適性が高い。リーディングサイアー上位の常連でありながら種付け料が下落し続けたのが、そのあたりが理由。なお活躍馬は著しく牡馬に偏る。
年度 | 種付け 頭数 |
産駒数 | 種付け料(条件) | サイアー ランキング |
---|---|---|---|---|
2019年 | – | 14頭 | 100万円(受胎条件)※産駒不出生時返金 | 32位 |
2018年 | 64頭 | 32頭 | 100万円(受胎確認後)※産駒不出生時返金 | 14位 |
2017年 | 78頭 | 25頭 | 150万円(出生条件)、100万円(受胎条件) | 16位 |
2016年 | 64頭 | 81頭 | 200万円(出生条件)、150万円(受胎条件) | 15位 |
2015年 | 135頭 | 88頭 | 200万円(受胎確認後) | 11位 |
2014年 | 133頭 | 114頭 | 250万円(受胎確認後) | 4位 |
2013年 | 167頭 | 135頭 | 250万円(受胎確認後) | 3位 |
2012年 | 203頭 | 92頭 | 250万円(受胎確認後) | 4位 |
2011年 | 134頭 | 126頭 | 300万円(受胎確認後) | 3位 |
2010年 | 183頭 | 147頭 | 350万円(受胎確認後) | 3位 |
2009年 | 207頭 | 167頭 | 400万円(受胎確認後) | 4位 |
2008年 | 217頭 | 117頭 | 500万円(受胎確認後) | 12位 |
2007年 | 169頭 | 125頭 | 500万円 | 71位 |
2006年 | 183頭 | 174頭 | 600万円 | – |
2005年 | 227頭 | 150頭 | – | |
2004年 | 216頭 | – | – |
セレクトセールの主な落札馬
落札額 | 母名 + 生年 | 登録名 | メモ |
---|---|---|---|
2億 1000万円 |
マストビーラヴド の2005 |
ダノンマスターズ | 半姉ラインクラフト 24戦1勝 |
1億 2500万円 |
マイケイティーズ の2009 |
トーセンサミット | 半兄アドマイヤムーン 中央11戦未勝利 |
1億円 | スーア の2006 |
サトノエンペラー | 準OP勝ち |
1億円 | フサイチエアデール の2008 |
ゼンノルジェロ | 半兄フサイチリシャール 24戦4勝 |
5200万円 | ミスベルベール の2008 |
サトノアポロ | 半姉ダノンベルベール 中日新聞杯 |
3500万円 | マチカネチコウヨレ の2013 |
サトノティターン | 全兄マチカネニホンバレ マーチS |
2400万円 | メジロシャレード の2011 |
ショウナンラグーン | 青葉賞 |
セレクトセール累計額
落札総額 | 落札頭数 | 平均落札額 | 落札率 |
---|---|---|---|
50億 6520万円 |
178 | 2845万円 | 74.7 % |
セレクトセール累計額(母父)
落札総額 | 落札頭数 | 平均落札額 | 落札率 |
---|---|---|---|
35億 9500万円 |
102 | 3524万円 | 89.4 % |
種牡馬 評価
※中央競馬の平地競走のみを集計
勝馬率 | 36.3 % | |
---|---|---|
重賞馬 | 22 頭 | |
重賞数 | 33 勝 | |
重賞馬率 | 1.6 % |
G1レーティング ランキング
JRA発表のG1レーティング上位馬(※2002年以降)。牝馬は+4して順位付け。
Rating | 馬名 | レース名 | 開催年 |
---|---|---|---|
128 | エピファネイア | ジャパンC | 2014 |
118 | ルヴァンスレーヴ | チャンピオンズC | 2018 |
118 | ストロングリターン | 安田記念 | 2012 |
118 | サクセスブロッケン | フェブラリーS | 2009 |
114 | サンカルロ | 高松宮記念② | 2012 |
114 | アルフレード | 朝日杯フューチュリティS | 2011 |
113 | サンライズソア | チャンピオンズC③ | 2018 |
108 | レッドジェノヴァ | エリザベス女王杯④ | 2018 |
108 | ブランネージュ | 秋華賞④ | 2014 |
110 | ダノンカモン | フェブラリーS④ | 2012 |
代表産駒(子供)
2017年産
- コルテジア(きさらぎ賞-G3)
2015年産
- ルヴァンスレーヴ(チャンピオンズC)
2014年産
- サンライズソア(平安S-G3,ジャパンダートダービー2着-地)
2013年産
- サトノティターン(マーチS-G3)
2011年産
- エアアンセム(函館記念-G3)
- ショウナンラグーン(青葉賞-G2)
2010年産
- エピファネイア(ジャパンC,菊花賞)
- ソロル(マーチS-G3)
- ユールシンギング(セントライト記念-G2)
2009年産
- アルフレード(朝日杯FS)
2008年産
- ミトラ(金鯱賞-G2)
- サトノアポロ(中日新聞杯-G3)
2007年産
- アリゼオ(毎日王冠-G2)
- サイレントメロディ(マーチS-G3)
2006年産
- ストロングリターン(安田記念)
- サンカルロ(阪神C-G2,高松宮記念2着)
- ダノンカモン(名古屋大賞典-地G3,マイルCS南部杯2着-地)
- ランフォルセ(エルムS-G3,川崎記念2着-地)
- アプレザンレーヴ(青葉賞-G2)
2005年産
- サクセスブロッケン(フェブラリーS)
- ダンツキッスイ(アーリントンC-G3)
- モンテクリスエス(ダイヤモンドS-G3)
- マチカネニホンバレ(エルムS-G3)
BMS(母父)の代表産駒
2020年産
- スキルヴィング(青葉賞-G2)
父キタサンブラック
2019年産
- サブライムアンセム(フィリーズレビュー-G2)
父ロードカナロア
2018年産
- ソングライン(安田記念2回,ヴィクトリアM)
父キズナ - ソーヴァリアント(チャレンジC-G3)
父オルフェーヴル
2017年産
- アカイイト(エリザベス女王杯)
父キズナ - オーソリティ(青葉賞-G2,ジャパンC2着)
父オルフェーヴル - マジックキャッスル(愛知杯-G3)
父ディープインパクト
2016年産
- ランブリングアレー(中山牝馬S-G3,ヴィクトリアM2着)
父ディープインパクト
2015年産
- アルクトス(プロキオンS-G3,マイルCS南部杯2回-地)
父アドマイヤオーラ - レイエンダ(エプソムC-G3)
父キングカメハメハ - レッドガラン(中山金杯-G3)
父ロードカナロア
2014年産
- レイデオロ(ダービー,天皇賞秋)
父キングカメハメハ - アドミラブル(青葉賞-G2)
父ディープインパクト - ミスパンテール(阪神牝馬S-G2)
父ダイワメジャー - ローズプリンスダム(レパードS-G3)
父ロージズインメイ
2012年産
- ベルラップ(京都2歳S-G3)
父ハーツクライ - シングウィズジョイ(フローラS-G2,エリザベス女王杯2着)
父マンハッタンカフェ
2011年産
- オジュウチョウサン(中山大障害3回,中山グランドジャンプ6回)
父ステイゴールド
2010年産
- ケイアイチョウサン(ラジオNIKKEI賞-G3)
父ステイゴールド
血統(牝系・サイアーライン)
日本での代表的なロベルト系種牡馬といえばブライアンズタイム。パワフルな走りを身上とし、安定感はないがハマったときの一発の魅力に溢れていた。シンボリクリスエスも似たような傾向があり、重賞勝利の多くは1番人気ではない。
サイヤーラインの継続はかなり疑わしかったが、唯一のクラシックホースエピファネイアが立派に後継としての役目は果たしている。母父としてもダービー馬レイデオロがいて、結果的に見事に血をつないだ。
血統表
シンボリクリスエスの血統表
Kris S.
Roberto
Hail to Reason
Bramalea
Sharp Queen
Princequillo
Bridgework
Tee Kay
Gold Meridian
Seattle Slew
Queen Louie
Tri Argo
Tri Jet
Hail Proudly
牝系図(fn.8-h)
Tri Argo
|Tee Kay(マーサワシントンS-米G3)
||シンボリクリスエス(有馬記念2回,天皇賞秋2回)
|Trithenia
||Well Dressed
|||Well Armed(ドバイワールドC,グッドウッドS-米)
|Tee Kay(マーサワシントンS-米G3)
||シンボリクリスエス(有馬記念2回,天皇賞秋2回)
|Trithenia
||Well Dressed
|||Well Armed(ドバイワールドC,グッドウッドS-米)
サイアーライン
Hail to Reason 1958 米
|Roberto 1969 愛
||Kris S. 1977 米
|||シンボリクリスエス 1999
||||エピファネイア 2010
||Silver Hawk 1979 英
|||グラスワンダー 1995
||||スクリーンヒーロー 2004
|||||モーリス 2011
||ブライアンズタイム 1985 米
|||タニノギムレット 1999
|Halo 1969 米
||Devil’s Bag 1981 米
||サンデーサイレンス 1986 米
|||フジキセキ 1992
|||ダンスインザダーク 1993
|||ステイゴールド 1994
||||オルフェーヴル 2008
||||オジュウチョウサン 2011
|||スペシャルウィーク 1995
|||アドマイヤベガ 1996
|||マンハッタンカフェ 1998
|||アグネスゴールド 1998
|||アグネスタキオン 1998
|||ゴールドアリュール 1999
|||ネオユニヴァース 2000
|||ブラックタイド 2001
|||ダイワメジャー 2001
|||ハーツクライ 2001
|||ハットトリック 2001
|||ディープインパクト 2002
||||キズナ 2010
|Roberto 1969 愛
||Kris S. 1977 米
|||シンボリクリスエス 1999
||||エピファネイア 2010
||Silver Hawk 1979 英
|||グラスワンダー 1995
||||スクリーンヒーロー 2004
|||||モーリス 2011
||ブライアンズタイム 1985 米
|||タニノギムレット 1999
|Halo 1969 米
||Devil’s Bag 1981 米
||サンデーサイレンス 1986 米
|||フジキセキ 1992
|||ダンスインザダーク 1993
|||ステイゴールド 1994
||||オルフェーヴル 2008
||||オジュウチョウサン 2011
|||スペシャルウィーク 1995
|||アドマイヤベガ 1996
|||マンハッタンカフェ 1998
|||アグネスゴールド 1998
|||アグネスタキオン 1998
|||ゴールドアリュール 1999
|||ネオユニヴァース 2000
|||ブラックタイド 2001
|||ダイワメジャー 2001
|||ハーツクライ 2001
|||ハットトリック 2001
|||ディープインパクト 2002
||||キズナ 2010