タイキシャトル(Taiki Shuttle)の種牡馬情報です。
タイキシャトルについて
短距離馬として初の年度代表馬
アメリカ生まれの外国産馬。デビュー時期は3歳の4月と遅かったが、3連勝でオープンまで一気に駆け上がる。秋にはダート重賞の勝利をステップに、史上初めて同一年のマイルCSとスプリンターズSを連覇する。先行から抜け出す危なげない走りで瞬く間に短距離界の頂点に立った。
古馬になり良馬場の京王杯SCと不良馬場の安田記念を圧勝すると、フランス遠征へと旅立つ。日本馬初の海外G1制覇は前週のシーキングザパールに譲ったが、欧州の伝統のマイルG1ジャックルマロワ賞を見事に制する。
帰国後のマイルCSも貫禄の5馬身差で連覇達成、G1も5連勝となる。重め残りの引退レースこそ3着に敗れたが、その功績は高く評価され、エルコンドルパサー(NHKマイルC、ジャパンC)、セイウンスカイ(皐月賞、菊花賞)を抑え年度代表馬に選出された。なお、フランスでも最優秀古馬の表彰を受けた。
略歴
- 1994年 イギリス産
- 1998年 年度代表馬に選出
- 1999年 顕彰馬に選出
- 1999年 種牡馬として供用開始
- 2018年 種牡馬引退
- 2022年8月17日(28歳)没
主な競争成績
13戦11勝
- ジャックルマロワ賞(仏G1)、安田記念、マイルCS2回、スプリンターズS
- スプリンターズS
種付け料の推移と種付け頭数
イーストスタッドとアロ―スタッドで交互に繋養された。
産駒は芝ダート問わず主にマイル以下で活躍をみせた。G1馬がウインクリーガーとメイショウボーラーの2頭というのは、タイキシャトルの実績からすると物足りない。
年度 | 種付け 頭数 |
産駒数 | 種付け料(条件) | サイアー ランキング |
---|---|---|---|---|
2018年 | – | – | 35位 | |
2017年 | 7頭 | 9頭 | 70万円(出生条件)、50万円(受胎条件) | 37位 |
2016年 | 28頭 | 85頭 | 70万円(受胎条件) | 38位 |
2015年 | 111頭 | 60頭 | 70万円(受胎条件) | 26位 |
2014年 | 95頭 | 70頭 | 70万円(受胎条件) | 22位 |
2013年 | 99頭 | 74頭 | Private | 19位 |
2012年 | 103頭 | 90頭 | 100万円(受胎条件) | 25位 |
2011年 | 120頭 | 82頭 | Private | 25位 |
2010年 | 110頭 | 97頭 | Private | 16位 |
2009年 | 139頭 | 72頭 | 200万円(受胎条件) | 15位 |
2008年 | 106頭 | 73頭 | 250万円(受胎条件) | 16位 |
2007年 | 99頭 | 85頭 | 350万円(受胎条件) | 15位 |
2006年 | 110頭 | 108頭 | BOOK FULL | 14位 |
2005年 | 134頭 | 94頭 | BOOK FULL | 8位 |
2004年 | 119頭 | 106頭 | BOOK FULL | 12位 |
2003年 | 130頭 | 77頭 | BOOK FULL | 17位 |
2002年 | 96頭 | 67頭 | 500万円(不受胎時返還) | 85位 |
2001年 | 83頭 | 90頭 | 600万円(不受胎時500万円返還) | – |
2000年 | 106頭 | 89頭 | BOOK FULL | – |
1999年 | 110頭 | – | BOOK FULL | – |
セレクトセールの主な落札馬
落札額 | 母名 + 生年 | 登録名 | メモ |
---|---|---|---|
1億 400万円 |
スキーパラダイス の2006 |
サトノパラダイス | 半姉エアトゥーレ 中央2戦未勝利 |
1億円 | シーズアン の2004 |
ゲイルハリケーン | 中央5戦未勝利 |
9200万円 | レッドヴェルベット の2006 |
オーシャンカレント | 中央35戦2勝 |
6300万円 | エアインセンス の2003 |
アサクサゼットキ | 半兄プレシャスカフェ 中央27戦3勝 |
5400万円 | ダンジグダンザグ の2000 |
ストロングレグルス | 中央30戦未勝利 |
2700万円 | インヴァイト の2000 |
ウインクリューガー | NHKマイルC |
2300万円 | リターンバンダム の2000 |
ゴールデンキャスト | セントウルS |
セレクトセール累計額
落札総額 | 落札頭数 | 平均落札額 | 落札率 |
---|---|---|---|
12億 7510万円 |
48 | 2656万円 | 65.7 % |
セレクトセール累計額(母父)
落札総額 | 落札頭数 | 平均落札額 | 落札率 |
---|---|---|---|
7億 3100万円 |
31 | 2358万円 | 77.5 % |
種牡馬 評価
※中央競馬の平地競走のみを集計
勝馬率 | 35.7 % | |
---|---|---|
重賞馬 | 10 頭 | |
重賞数 | 18 勝 | |
重賞馬率 | 0.9 % |
G1レーティング ランキング
JRA発表のG1レーティング上位馬(002年以降)。牝馬は+4して順位付け。
Rating | 馬名 | レース名 | 開催年 |
---|---|---|---|
115 | メイショウボーラー | フェブラリーS | 2005 |
110 | ウインクリューガー | NHKマイルC | 2003 |
110 | テイエムリキサン | 朝日杯フューチュリティS③ | 2002 |
108 | レッドスパーダ | NHKマイルC② | 2009 |
102 | ウイングレット | 秋華賞③ | 2004 |
代表産駒(子供)
2008年産
- フレンチカクタス(フィリーズレビュー-G2)
2006年産
- レッドスパーダ(京王杯SC-G2,NHKマイルC2着)
2005年産
- サマーウインド(JBCスプリント-地)
- サトノプログレス(NZT-G2)
2002年産
- ディープサマー(クリスタルC-G3)
- テイエムチュラサン(アイビスSD-G3)
2001年産
- メイショウボーラー(フェブラリーS,朝日杯FS2着)
- ウイングレット(中山牝馬S-G3)
- ディアチャンス(マーメイドS-G3)
2000年産
- ウインクリューガー(NHKマイルC)
- ゴールデンキャスト(セントウルS-G3)
BMS(母父)の代表産駒
2022年産
- エイシンワンド(小倉2歳S-G3)
父ディスクリートキャット
2017年産
- バビット(ラジオNIKKEI賞-G3)
父ナカヤマフェスタ - クリスタルブラック(京成杯-G3)
父キズナ
2015年産
- ゴールドクイーン(葵S-G)
父シニスターミニスター
2014年産
- レーヌミノル(桜花賞)
父ダイワメジャー
2013年産
- キャンディバローズ(ファンタジーS-G3)
父ディープインパクト
2011年産
- ワンアンドオンリー(ダービー)
父ハーツクライ
2009年産
- ストレイトガール(ヴィクトリアM2回,スプリンターズS)
父フジキセキ - ファインチョイス(函館2歳S-G3)
父アドマイヤムーン
2005年産
- ダンツキッスイ(アーリントンC-G3)
父シンボリクリスエス
血統(牝系・サイアーライン)
サンデーサイレンスと同じヘイロー系で、母父も日本の競馬と相性のいいカーリアン。牝系も近親に藤沢厩舎の重賞馬が居並ぶ活気ある血統で、産駒はもっと走って不思議なかった。母父としてダービー馬(ワンアンドオンリー)を出したことがせめてもの救いか。
血統表
タイキシャトルの血統表
Devil’s Bag
Halo
Hail to Reason
Cosmah
Ballade
Herbager
Miss Swapsco
ウェルシュマフィン
Caerleon
Nijinsky
Foreseer
Muffitys
Thatch
Contrail
Hail to Reason 3×5
牝系図(fn.4-d)
Azurine(ロイヤルホイップS-愛)
|Contrail
||Muffitys
|||ウェルシュマフィン
||||タイキシャトル(ジャックルマロワ賞-仏,安田記念などG1を5勝)
|||ビバムール
||||ピースオブワールド(阪神JF)
|||||Wolfe(クーンジーC-豪G3)
|Madelon
||ロイコン
|||ハッピートレイルズ
||||シンコウラブリイ(マイルCS)
|||||ロードクロノス(中京記念-G3)
|||||レディミューズ
||||||シンメイフジ(新潟2歳S-G3)
||||||フェリス
|||||||ロードマイウェイ(チャレンジC-G3)
|||||ピサノグラフ
||||||ムイトオブリガード(アルゼンチン共和国杯-G2)
||||タイキマーシャル(エプソムC-G3)
||||サンタフェトレイル
|||||キングストレイル(セントライト記念-G2)
||||ハッピーパス(京都牝馬S-G3)
|||||パストフォリア
||||||サブライムアンセム(フィリーズレビュー-G2)
|||||コディーノ(東京スポーツ杯2歳S-G3,朝日杯FS2着)
|||||チェッキーノ(フローラS-G2,オークス2着)
||||||ノッキングポイント(新潟記念-G3)
||||||チェルヴィニア(オークス,秋華賞)
|||ロイヤルブライド
||||タイキエルドラド(アルゼンチン共和杯-G2)
||||タイキトレジャー(函館スプリントS-G3)
||||タイキステラ
|||||ラブリイステラ
||||||ゲンパチルシファー(プロキオンS-G3)
|Contrail
||Muffitys
|||ウェルシュマフィン
||||タイキシャトル(ジャックルマロワ賞-仏,安田記念などG1を5勝)
|||ビバムール
||||ピースオブワールド(阪神JF)
|||||Wolfe(クーンジーC-豪G3)
|Madelon
||ロイコン
|||ハッピートレイルズ
||||シンコウラブリイ(マイルCS)
|||||ロードクロノス(中京記念-G3)
|||||レディミューズ
||||||シンメイフジ(新潟2歳S-G3)
||||||フェリス
|||||||ロードマイウェイ(チャレンジC-G3)
|||||ピサノグラフ
||||||ムイトオブリガード(アルゼンチン共和国杯-G2)
||||タイキマーシャル(エプソムC-G3)
||||サンタフェトレイル
|||||キングストレイル(セントライト記念-G2)
||||ハッピーパス(京都牝馬S-G3)
|||||パストフォリア
||||||サブライムアンセム(フィリーズレビュー-G2)
|||||コディーノ(東京スポーツ杯2歳S-G3,朝日杯FS2着)
|||||チェッキーノ(フローラS-G2,オークス2着)
||||||ノッキングポイント(新潟記念-G3)
||||||チェルヴィニア(オークス,秋華賞)
|||ロイヤルブライド
||||タイキエルドラド(アルゼンチン共和杯-G2)
||||タイキトレジャー(函館スプリントS-G3)
||||タイキステラ
|||||ラブリイステラ
||||||ゲンパチルシファー(プロキオンS-G3)
サイアーライン
Hail to Reason 1958 米
|Roberto 1969 愛
||Kris S. 1977 米
|||シンボリクリスエス 1999
||Silver Hawk 1979 英
|||グラスワンダー 1995
||ブライアンズタイム 1985 米
|||ナリタブライアン 1991
|||サニーブライアン 1994
|||タイムパラドックス 1998
|||タニノギムレット 1999
|||フリオーソ 2004
|Halo 1969 米
||Devil’s Bag 1981 米
|||タイキシャトル 1994
||サンデーサイレンス 1986 米
|||フジキセキ 1992
|||マーベラスサンデー 1992
|||バブルガムフェロー 1993
|||ダンスインザダーク 1993
|||ステイゴールド 1994
|||スペシャルウィーク 1995
|||アドマイヤベガ 1996
|||マンハッタンカフェ 1998
|||アグネスゴールド 1998
|||アグネスタキオン 1998
|||ミスキャスト 1998
|||ゴールドアリュール 1999
|||デュランダル 1999
|||オレハマッテルゼ 2000
|||サイレントディール 2000
|||ゼンノロブロイ 2000
|||ネオユニヴァース 2000
|||ブラックタイド 2001
|||ダイワメジャー 2001
|||ハーツクライ 2001
|||ハットトリック 2001
|||スズカマンボ 2001
|||ディープインパクト 2002
|||マツリダゴッホ 2003
|Roberto 1969 愛
||Kris S. 1977 米
|||シンボリクリスエス 1999
||Silver Hawk 1979 英
|||グラスワンダー 1995
||ブライアンズタイム 1985 米
|||ナリタブライアン 1991
|||サニーブライアン 1994
|||タイムパラドックス 1998
|||タニノギムレット 1999
|||フリオーソ 2004
|Halo 1969 米
||Devil’s Bag 1981 米
|||タイキシャトル 1994
||サンデーサイレンス 1986 米
|||フジキセキ 1992
|||マーベラスサンデー 1992
|||バブルガムフェロー 1993
|||ダンスインザダーク 1993
|||ステイゴールド 1994
|||スペシャルウィーク 1995
|||アドマイヤベガ 1996
|||マンハッタンカフェ 1998
|||アグネスゴールド 1998
|||アグネスタキオン 1998
|||ミスキャスト 1998
|||ゴールドアリュール 1999
|||デュランダル 1999
|||オレハマッテルゼ 2000
|||サイレントディール 2000
|||ゼンノロブロイ 2000
|||ネオユニヴァース 2000
|||ブラックタイド 2001
|||ダイワメジャー 2001
|||ハーツクライ 2001
|||ハットトリック 2001
|||スズカマンボ 2001
|||ディープインパクト 2002
|||マツリダゴッホ 2003