エピファネイア(Epiphaneia)の種牡馬情報です。
エピファネイアについて
御意のままに
春のクラシックを主役の一頭として迎えるが、皐月賞はロゴタイプの2着、ダービーもゴール前キズナに交わされ2着と苦杯をなめる。雪辱を期した菊花賞は、ロゴタイプが休養、キズナがフランス遠征とライバル不在。己の折り合いとの勝負になるが、見事に打ち勝ち5馬身差で快勝した。
古馬になってからも気性の荒さからか不完全燃焼が続く。持ってる能力を存分に発揮できずに大きな期待に応えることができない。唯一、その能力をいかんなく発揮したのがスミヨンに乗り替わったジャパンC。番手からしびれるような手応えで直線を向くと、後続を寄せ付けず4馬身差でゴールした。多少緩めの馬場も幸いし、パワーが十分に活きた。オルフェーヴルの背中も知るスミヨンは「今まで乗った日本馬で一番強い」とコメントを残している。
略歴
- 2010年 ノーザンファーム生産
- 2016年 種牡馬として供用開始
- 2020年 産駒のデアリングタクトが牝馬三冠を達成
主な競争成績
14戦6勝
- ジャパンC、菊花賞
- ダービー、皐月賞
種付け料の推移と種付け頭数
初年度産駒からデアリングタクトが無敗で牝馬三冠を達成、牡馬もアリストテレスが菊花賞を2着するなど大舞台での強さを見せた。倍増された種付け料も、2世代目以降の活躍によってさらに高額なものとなっていくだろう。
現役時代はパワータイプで産駒もダート向きの懸念もあったが、勝ち鞍は圧倒的に芝が多い。産駒はまるで母シーザリオの特徴をもつようで、芝のマイルから中距離で末脚鋭い。父シンボリクリスエス産駒とはずいぶんと趣が異なっている。
| 年度 | 種付け 頭数 |
産駒数 | 種付け料(条件) | サイアー ランキング |
|---|---|---|---|---|
| 2026年 | – | – | 1500万円(受胎確認後) | – |
| 2025年 | 198頭 | 96頭 | 1200万円(受胎確認後) | – |
| 2024年 | 131頭 | 84頭 | 1500万円(受胎確認後) | 3位 |
| 2023年 | 124頭 | 119頭 | 1800万円(受胎確認後) | 9位 |
| 2022年 | 163頭 | 150頭 | 1800万円(受胎確認後) | 9位 |
| 2021年 | 218頭 | 160頭 | 1000万円(受胎確認後) | 6位 |
| 2020年 | 240頭 | 155頭 | 500万円(受胎確認後) | 9位 |
| 2019年 | 224頭 | 138頭 | 250万円(受胎確認後) | 48位 |
| 2018年 | 220頭 | 143頭 | 250万円(受胎確認後) | – |
| 2017年 | 210頭 | 161頭 | 250万円(受胎確認後) | – |
| 2016年 | 221頭 | – | 250万円(受胎確認後) | – |
繋養地(牧場)
社台スタリオンステーション
注目幼駒、種付け牝馬
デアリングタクトが牝馬三冠を達成した後に配合される2021年のラインナップには特に注目。デアリングタクト同様にサンデーサイレンスのクロス4x3をもつ配合が増えるのではないか。
表記と掲載馬の選定について
赤字は牝馬
NFノーザンファーム産
社F社台ファーム産
母G1母親がG1馬(国際格付け)
G1馬G1勝ちの繁殖牝馬
兄G1兄弟がG1馬 ※PCでは()内に主な勝ち鞍を表示
G1産駒産駒がG1馬勝ち
セールセレクトセールなどの取引価格(税抜き)
一口総額一口馬主の募集総額
いずれかに該当するものを掲載
・母親がG1馬
・兄姉がG1馬
・セールの上位3頭
・セール1億円越え
・一口馬主の募集総額上位3頭
・一口馬主の募集総額1億円越え
※情報は適宜更新
エピファネイアの1歳産駒(2026年 デビュー予定)
-
カリーナミア の2024
社F母G1母実績エイコーンS-米
生 産社台ファーム -
グローバルビューティ の2024
NF母G1母実績銀杯大賞-亜
生 産ノーザンファーム -
コンテスティッド の2024
社F母G1母実績エイコーンS-米
兄 ギベオン(金鯱賞-G2)
生 産社台ファーム -
ショウナンパンドラ の2024
NF母G1母実績ジャパンC
生 産ノーザンファーム -
ファイネストシティ の2024
NF母G1母実績BCフィリー&メアスプリント
生 産ノーザンファーム -
ホエールキャプチャ の2024
母G1母実績ヴィクトリアM
生 産千代田牧場 -
ラキシス の2024
NF母G1母実績エリザベス女王杯
生 産ノーザンファーム -
ラッキーライラック の2024
NF母G1母実績大阪杯
生 産ノーザンファーム -
レジネッタ の2024
母G1母実績桜花賞
生 産追分ファーム -
レディイヴァンカ の2024
NF母G1母実績スピナウェイS-米
生 産ノーザンファーム -
ヴィブロス の2024
NF母G1母実績秋華賞
生 産ノーザンファーム -
カヴァートラブ の2024
NF母G1母実績愛オークス
生 産ノーザンファーム -
ジェンティルドンナ の2024
NF母G1姉G1ジェラルディーナ(エリザベス女王杯)母実績ジャパンC2回
生 産ノーザンファーム -
ジュールポレール の2024
母G1母実績ヴィクトリアM
生 産社台白老ファーム -
ダノンファンタジー の2024
NF母G1母実績阪神ジュベナイルF
生 産ノーザンファーム -
マイグッドネス の2024
兄G1ダノンキングリー(安田記念)生 産三嶋牧場 -
メジャーエンブレム の2024
NF母G1母実績NHKマイルC
生 産ノーザンファーム -
ユーロシャーリーン の2024
NF母G1母実績ビヴァリーディS-米
生 産ノーザンファーム
エピファネイアの当歳産駒(2027年 デビュー予定)
-
カラライナ の2025
社F母G1母実績エイコーンS-米
生 産社台ファーム -
キラーグレイシス の2025
NF母G1兄G1キラーアビリティ(ホープフルS)母実績ハリウッドスターレットS-米
生 産ノーザンファーム -
ハープスター の2025
NF母G1母実績桜花賞
生 産ノーザンファーム -
フェータルローズ の2025
社F姉G1テンハッピーローズ(ヴィクトリアM)生 産社台ファーム -
ブルークランズ の2025
NF姉G1ステレンボッシュ(桜花賞)生 産ノーザンファーム -
レイパパレ の2025
NF母G1母実績大阪杯
生 産ノーザンファーム -
カヴァートラブ の2025
NF母G1母実績愛オークス
生 産ノーザンファーム -
ジュエラー の2025
社F母G1母実績桜花賞
生 産社台ファーム -
スウィートリーズン の2025
NF母G1母実績エイコーンS-米
生 産ノーザンファーム -
レジネッタ の2025
母G1母実績桜花賞
生 産追分ファーム
エピファネイアの2025年種付け繁殖牝馬
- オートクレール
G1産駒ブローザホーン(宝塚記念) - ショウナンパンドラ
NFG1馬 - シンハライト
NFG1馬 - ジェラルディーナ
NFG1馬 - フェータルローズ
社FG1産駒テンハッピーローズ(ヴィクトリアM) - マルシュロレーヌ
NFG1馬 - ラキシス
NFG1馬
セレクトセールの主な落札馬
| 落札額 | 母名 + 生年 | 登録名 | メモ |
|---|---|---|---|
| 3億円 | モシーン の2022 |
半姉プリモシーン | |
| 2億 8000万円 |
シーズアタイガー の2022 |
||
| 2億 5000万円 |
アウェイク の2021 |
||
| 2億 2000万円 |
アルテリテ の2021 |
||
| 2億円 | ヴィンテージローズ の2020 |
チャンスザローゼス | |
| 1200万円 | デアリングバード の2017 |
デアリングタクト | 前年に800万円主取 牝馬3冠 |
セレクトセール累計額
| 落札総額 | 落札頭数 | 平均落札額 | 落札率 |
|---|---|---|---|
| 104億 9250万円 |
163 | 6437万円 | 94.7 % |
セレクトセール累計額(母父)
| 落札総額 | 落札頭数 | 平均落札額 | 落札率 |
|---|---|---|---|
| 1200万円 | 1 | 1200万円 | 50.0 % |
種牡馬 評価
※中央競馬の平地競走のみを集計
| 勝馬率 | 38.8 % | |
|---|---|---|
| 重賞馬 | 8 頭 | |
| 重賞数 | 14 勝 | |
| 重賞馬率 | 1.3 % |
G1レーティング ランキング
JRA発表のG1レーティング上位馬(002年以降)。牝馬は+4して順位付け。
| Rating | 馬名 | レース名 | 開催年 |
|---|---|---|---|
| 124 | エフフォーリア | 天皇賞秋 | 2021 |
| 119 | デアリングタクト | ジャパンC③ | 2020 |
| 117 | ジャスティンカフェ | マイルCS③ | 2023 |
| 117 | アリストテレス | 菊花賞② | 2020 |
| 112 | サークルオブライフ | 阪神ジュベナイルF | 2021 |
| 113 | オーソクレース | 菊花賞② | 2021 |
| 109 | ディヴァインラヴ | 菊花賞③ | 2021 |
| 108 | クラヴェル | エリザベス女王杯③ | 2021 |
代表産駒(子供)
2021年産
- ダノンデサイル(ダービー)
- ステレンボッシュ(桜花賞,オークス2着)
- イフェイオン(フェアリーS-G3)
- ビザンチンドリーム(きさらぎ賞-G3)
2020年産
- モリアーナ(紫苑S-G2)
2019年産
- ブローザホーン(宝塚記念,天皇賞春2着)
- サークルオブライフ(阪神JF)
- セルバーグ(中京記念-G3)
- エピファニー(小倉大賞典-G3)
2018年産
- エフフォーリア(有馬記念,天皇賞秋,皐月賞)
- テンハッピーローズ(ヴィクトリアM)
- ジャスティンカフェ(エプソムC-G3)
2017年産
- デアリングタクト(牝馬三冠)
- アリストテレス(AJCC-G2,菊花賞2着)
- イズジョーノキセキ(府中牝馬S-G2)
血統(牝系・サイアーライン)
母シーザリオはオークス馬。キャリア6戦での引退だが、現役時代の評価は高い。繁殖入り後は複数のG1馬の母となり、さらに評価を高めた。母系は欧州のスタミナ血統。
サンデーサイレンスの血は薄く、キングカメハメハ、トニービンといったところも含まない。配合の自由度が高いのはエピファネイアには追い風といえる。国内牝馬を相手にサンデーサイレンスのクロスで次代を創造する。
血統表
牝系図(fn.16-a)
|シーザリオ(オークス,アメリカンオークス-米)
||エピファネイア(ジャパンC,菊花賞)
||ロザリンド
|||オーソリティ(青葉賞-G2,ジャパンC2着)
||リオンディーズ(朝日杯FS)
||サートゥルナーリア(皐月賞,ホープフルS)
サイアーライン
|Roberto 1969 愛
||Kris S. 1977 米
|||シンボリクリスエス 1999
||||エピファネイア 2010
||Silver Hawk 1979 英
|||グラスワンダー 1995
||||スクリーンヒーロー 2004
|||||モーリス 2011
||ブライアンズタイム 1985 米
|||タニノギムレット 1999
|Halo 1969 米
||Devil’s Bag 1981 米
||サンデーサイレンス 1986 米
|||フジキセキ 1992
|||ダンスインザダーク 1993
|||ステイゴールド 1994
||||オルフェーヴル 2008
||||オジュウチョウサン 2011
|||スペシャルウィーク 1995
|||アドマイヤベガ 1996
|||マンハッタンカフェ 1998
|||アグネスゴールド 1998
|||アグネスタキオン 1998
|||ゴールドアリュール 1999
|||ネオユニヴァース 2000
|||ブラックタイド 2001
|||ダイワメジャー 2001
|||ハーツクライ 2001
|||ハットトリック 2001
|||ディープインパクト 2002
||||キズナ 2010